October 25, 2006

シェフの日常

零細個人事業主に休みはありません、カタカナにするとオーナーシェフとちょっとスマートな雰囲気ですが、実態は?定休日というと買出し、試飲会、セミナー、健康診断、経理、修理と本当の意味での休みはずーっと有りません。
それはきっとそれほど大きなことではないのかもしれないですけど卵1パック100円とかしめじ68円とか聞くととても買いに行かずにいられないわけです。業者さんに任せると楽なのですがその分原価が上がり料理の価格も上げざるを得ません。
こんなことが私の日常ですがこれが面白くて堪りません、なぜかというと私がシェフだからなんです、母親が24時間母親であるように、女優が24時間女優であり、24のジャックが24時間ジャックバウアーであるように、私も24時間シェフなわけです、とても面白い、とても幸せです。そんな私がよく言われるのはそんな生きがいを持てることは稀な幸せなことなんだよと、確かにその通り生きがいを持てて幸せです。しかし、これちょっと違うな〜と思います。この問いかけには当って良かったねというニュアンスがあってそれは腑に落ちません。
私の前職は営業職でした。当時は自分なりのイメージを持ってこうなりたい、これが格好いいと理想を持っていてできたらそうなりたかった、でもそれは適わず、自分には合っていないと見切りをつけたのが26才の時。ただの理想でなく自分に合ったものは何か冷静に考え選んだ結果です。しかしそこからも確信を得るまでは何年もかかりましたよ。決して簡単なことではない。偶然ではない自ら掴んだものだと自信を持って言えます。是非個性ということを大切に考えて欲しいと思います。
そんな生きがい、適した仕事を見つけるにはどうすればいい?
それを考えるにはまずクリアしなければいけない前提があります。
責任と権限ということ、突然なんだこいつと皆さん思いますよねゴメンなさい少し我慢して聞いてください。これ人が集まる場所に必ずある、必要な原則なんです。当たり前のことです、責任を負えば権限を得る、権限をもてば責任が生じる、その権限の大きさ質によってその責任の大きさ範囲は自ずと決まります。
こういったバランスの取れていない集団なり会社は必ず衰退するというぐらい当たり前の原理原則、責任を取らずに権限だけ振りかざす上司がいたら誰も真剣に仕事はできないでしょう?
責任と権限はセットなわけです、切っても切り離せない。
責任とは何か?責任を果たすということは成り立たせるということと近い意味があります。その場の責任を負うということはその場を成り立たせるということと同じ意味でもあります。
他の人の助力なしにその場その仕事を成り立たせ、好ましい結果、充分な成果を得るということが責任を負うということです。
それを行うために権限を行使するわけです。常にその二つは一対でないといけません。
人が成功ということを思い描くときにその明るい得な部分しか考えませんが、それはそれと同じ程度に重い責任が当然伴うわけです。それが現実です。
将来得たい状況、思い描く形にその現実はイメージされているでしょうか?
そのギャップが障害なんです。
もちろん様々な要素があって一概に言うことはできませんが、もし健康な身体、健全な心があるなら必ず生きがいを得ることはできる、そう断言できると思います。
女だの男だの言ってる前にまず人間だろ、少し逸れますが人間同士が相手を愛したり認めたりするにはまず自分自身が独立成り立っていることが必要で大切な前提です。まだ独立していない人格の方が愛してるよと言ってもその意味は好きだよでしかない。説得力はないですね、さぁ独立できるのかな?全てはそこから始まります。




Posted by lafreccia at 02:45:45 | from category: 私事 | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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